1969年からVincent AssociatesではUNBLITZ潤・電子プログラマブルシャッターシステムを世界中に供給しており、地球上だけでなく宇宙空間においても、非常に多くを求められるアプリケーションに取り組んできました。
Vincentには8種類(CS・DDS・LS・NS・RS・TS・VS・XRS)からなる独自の製品群がございます。お客様のアプリケーションにおいて既存の製品が使用できない場合にはカスタム製作にも対応しますので、お気軽にご相談下さい。
『シャッターシステム』として用いるシャッターマウント・接続用ケーブル・制御ドライバなど、シャッターと一緒に使われる機器はVincentで製作されています。
顕微鏡・望遠鏡・カメラ・レーザー(光源のOn/Off)などのシステム、光電子増倍管の保護、真空環境での光学システム、赤外カメラのキャリブレーション制御、デジタルカメラシステムでの正確な露光など、このシャッターシステムは様々な用途で使われています。
イメージ(像)を捉えるときなどに光源のOn/Offを安定して制御する、または入射光を正確に制御するために、先に述べたアプリケーションでシャッターシステムが常用されています。
Vincent Associates製のシャッター装置では電磁気アクチュエータが元になっており、電気的なパルスを加えることでシャッターを動作(開閉)させます。
電子シャッタードライバとタイマーには標準品と特注品とがあり、更にOEM用ドライバもございますので、各製品の仕様をご覧頂きまして最適なドライバ(あるいはタイマー)をお選び下さい。
特定の機種を除き、全てのUNIBLITZ®シャッターはUNIBLITZ®シャッタードライバと互換性があり、シャッター動作に適したライン電圧へ変換します。
既存の製品が使用できない場合には特注製作にも対応しますので、お気軽にご相談下さい。
CSシリーズは、40年に渡る製造経験や知識、また長寿命シャッターの製作を目標にした成果です。CSシリーズは、VSシリーズなどの他のシャッターよりも小さなサイズを必要とする用途に適しています。
CSシリーズに興味はあるものの実際の使用には改修が必要である、そのような場合もVincentで対応可能です。カスタムソリューション(特注製作対応)により、様々なニーズに最適なシャッターを提供します。
多種多様な産業において、CSシャッターの長い稼働寿命とデザインは利用されてきました。
宇宙飛行やカメラ・顕微鏡のアプリケーションでもCSシャッターは使われています。
シャッター装置や特定用途に対応したマウントの他に、あらゆるユーザーにとって使用が容易である『ターンキー』システムのコントローラーも提供しています。
このCSシャッターシリーズにはCS25・CS35・CS65があり、また最大開口サイズを持ったSC90HSもございます。
CS25 25mm Uni-stable Shutters(PDF 1.57MB)
CS35 35mm Uni-stable Shutters(PDF 1.56MB)
CS45 45mm Uni-stable Shutters(PDF 1.48MB)
CS65 65mm Uni-stable Shutters(PDF 1.66MB)
DSS(Design Scalable Shutters)シリーズは特許取得済みのシャッターであり、あらゆるアプリケーションにおいて非常に高い信頼性があることが証明されています。その高い信頼性により、Vincentでは2,000,000露光(露出)保証をしており、重要なアプリケーションにおいて更に高いレベルの保証を提供します。
全てのDSSシャッターシステムはモディファイ(改変)が可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
DSSシリーズは信頼性を考慮して作られただけでなく、お客様がリーズナブルな費用で製品の改修・改造ができる柔軟性を持たせた設計となっています。N-CAS潤・(Non-Contact Actuation System)を採用したDSSシリーズには、突起したアクチュエータや干渉部品はございません。駆動や制動に関係する全ての部品がシャッター装置内部に組み込まれています。
DSSシリーズにはDSS10・DSS20・DSS25がございます。この3種類は全て双安定(bi-state)シャッターなので、開閉動作に伴いシャッターを固定する必要性はございません。各シャッターは高強度光源のスイッチングを可能とする反射型ブレードを装備できます。
DSS10 10mm Bi-stable Shutters(PDF 1.19MB)
DSS20 20mm Bi-stable Shutters(PDF 1.16MB)
LSシリーズは、開口と繰り返しの両方での高速操作のために設計されたシャッターです。
LSシャッターにはLS2、LS3、LS6の3種類がございます。各シャッターにはVincent独自の定荷重リニアアクチュエータが内蔵され、同社の既存ドライバーにて駆動できます。
このシャッターは、小さくて高速な開口を必要とする光ファイバや顕微鏡などの分野で使用されています。また、正確な露光制御を求められる厳しいアプリケーションにも最適です。
LS2 2mm Uni-stable Shutters(PDF 1.39MB)
LS3 3mm Uni-stable Shutters(PDF 1.37MB)
不要な部品の無い、長寿命のシャッターをお探しであれば、OEM用途で好評となっているUniblitzのNSシリーズが最適です。
NSシリーズは特許取得された製品の1つで、非接触アクチュエータによって作動する装置です。このシャッターの駆動には、独自部品であるブレードと専用ドライブリングの2つのみが必要なだけです。
このシャッターは速さと信頼性が求められるアプリケーションに最適です。最近の例では、スローモーションコントロールやグローバルマッピングなどでカメラやビデオカメラでのアプリケーションに使用されています。
NSシリーズの製品に興味はあるものの、自身の用途で使用するにはカスタマイズが必要である。そのような場合もお気軽にご相談下さい。
NS15B 15mm Bi-stable Shutters(PDF 1.25MB)
NS25B 25mm Bi-stable Shutters(PDF 1.16MB)
NS25S 25mm Uni-stable Shutters(PDF 1.29MB)
NS35B 35mm Bi-stable Shutters(PDF 1.18MB)
NS45B 45mm Bi-stable Shutters(PDF 1.37MB)
RSシリーズはVincent Associatesで作られる最新のシャッターです。Uniblitzシャッターシステムにおいて、RS20Bは20mm双安定(bi-stable)で長方形の開口部を持つ最初の製品です。この新しいシャッター形状は特許取得済みの『TS』アクチュエータ技術に基づいています。
RS20Bは全ての駆動部品を筐体内に収めています。このユニークな形状のシャッターには、軽量で高放射率のカーボン浸透材質で作られたシングルブレードが入っています。
RS20Bは高速デジタルイメージシステムや分光分析、ムラ補正や赤外光のアプリケーションなどで使用できます。
TS2BとTS6BはUNIBLITZの最新技術を用いた製品です。両製品とも新たに特許取得したアクチュエータを採用しており、他にはないモーター駆動のシャッターです。TSシャッターはカバー部分を全体的に減らし、シャッターの中心にある開口部と同心円状に装置全体を取り付けることができように設計して作られています。シャッターの固定面には突起した部品がないので、各使用用途において簡単に組込みや取付けができます。
ブレード材料を替えることによってレーザー・X線・ミラーおよび追加の光学系などの用途に最適なデバイスとなります。
全体的な柔軟性のあるTSシャッターの設計は、ユーザーによる開口サイズ変更だけでなくアプリケーションが要求する仕様に適合する全体構成へ改良することも可能にします。
VSシリーズはVincent Associateのレガシー製品の1つです。このVSシリーズにはVS14、VS25、VS35があり、これらの持つ独自のデザインや機能によって、革新的なVSシリーズはVincent Associateを世界中の競合他社から引き離しています。それぞれのVSシャッターの特性には、最も挑戦的な用途で使う顧客が最良適合のシャッターとする速さ・信頼性・品質を備えています。
VSシリーズはNS・DSS・TSシリーズのように開口部のサイズや構造を変更することはできませんが、筐体の有無や豊富なオプションマウントなどにより外形状の変更ができるという柔軟性を持ったデバイスです。この特徴により、形状変更のできない回転式シャッターでは不適とされる様々な用途においてもVSシャッターは適したデバイスとなり得ます。
VSシャッターは、顕微鏡、望遠鏡、昆虫の写真撮影でのシングルユースあるいはハイエンドデジタルカメラなどの実験用途のために作られてきました。
VSシャッターの性能は世界各地で利用されているだけでなく、VEGA計画のシャトルや太陽観測衛星のPICARDなどに搭載され宇宙でも使われています。
アプリケーションに合わせてカスタマイズもできますので、ぜひお問い合わせ下さい。
VS14 14mm Uni-stable Shutters(PDF 1.58MB)
VS25 25mm Uni-stable Shutters(PDF 1.72MB)
XRSシリーズにはXRS6, 14, 25の3機種がございます。XRSシャッターはX線を使うお客様のために設計され、他のシリーズのシャッターが光エネルギーを制御するのと同じように、X線エネルギーを簡易かつ信頼性をもって制御(開閉)できる装置です。
CS・LS・VSシャッターにも使われている定力リニアアクチュエータによって、30keVまでのX線に対応できるプラチナ・イリジウム(PtIr)製ブレードを開閉動作させ、ミリ秒レベルでの開閉を必要とするX線結晶学(X線回折)等のアプリケーションで適しています。顕微鏡用途での光源にシャッターを使用するのと同様に、X線光源を制御・安定化させることができるので、この種の実験で要求されるX線エネルギーを確実かつ反復してスイッチングするためにXRSシャッターが使われています。
XRS6 6mm Uni-stable X-ray Shutters(PDF 1.57MB)
XRS14 14mm Uni-stable X-ray Shutters(PDF 1.54MB)
ベンチトップのドライバは4機種(VCM-D1, VDM1000, VMM-D3, VMM-D4)からお選び頂けます。これらはいずれも、面倒な設定が不要な『ターンキー』のシャッターアプリケーションに使われる制御装置です。基本的に、これらのドライバはOEMや装置組込みの用途で使われることはなく、主としてローカルの制御や入出力(I/O)によって作業台での操作が行われます。その為、ユーザーは必要とする機器(シャッター・コントローラー・ケーブルなど)を用い、アプリケーションに適したシャッターシステムにて接続し、このベッチトップドライバーでシャッター制御ができます。
多くのモデル(CS, LS, VS, XRS series)に対応したシングルチャンネルのドライバです。BNCのTTL入力端子やRS-232C経由でのPC制御機能も備えたスタンダードなドライバです。
NSやDSSシリーズに最適なBi-stableシャッター用のシングルチャンネルドライバです。
VDM1000 Single Channel Bi-stable/Uni-stable Driver(PDF 922KB)
3もしくは4台のCS, LS, VS, XRSシリーズのシャッターを制御できるマルチチャンネルのドライバです。
ビンセントの基板タイプ(ボードレベル)ドライバはユーザーが装置への組込みを行うことを主眼に設計されており、OEM(シャッター及びコントローラが組込まれ完成された光学システムとして再販する)といった用途にも適しています。
標準品のボードレベルドライバにはED12DSS、D880C、VDM1000Bの3種類がございますが、ベンチトップタイプと比べると下記の点でユニークと言えます。
特定の用途に対し、ベッチトップタイプでは要求される能力が得られない場合に、ボードレベル(基板タイプ)のドライバが求められるでしょう。
VS・LS・CS・XRSやDSS・NSシリーズなど、Bi-stableとUni-stableとに使用できるドライバです。
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