Wavelength Referencesではキャリブレーション、計測、ガスセンシングなどの用途向けに近赤外及び中赤外周波数標準器としてのガスセルを製造しています。 Wavelength Referencesのコンポーネントは世界中の何千もの製品にインストールされています。
これらリファレンスガスセルは、分子吸収の原理、特にアセチレン、シアン化水素、一酸化炭素、フッ化水素などの分子ガスの振動モードと回転モードに依存しています。分子吸収周波数標準には、環境の変化や経時変化に比較的鈍感であるという明確な利点があり、分子吸収の基礎物理によりトレースを可能とします。
Wavelength Referencesは、アメリカのオレゴン州に1998年にStephen Blazoによって設立されました。Blazoは、高真空学、電子光学、デジタル信号処理回路設計、光ファイバ、検出器、等の幅広い技術において30年以上の経験を有しており、10件以上の特許を所持しています。
NIST(国立標準技術研究所)、HITRAN(ハーバード・スミソニアン天体物理学センター)、PNNL(パシフィック・ノースウェスト国立研究所)の研究機関と密接な関係があります。
ファイバカップリングリファレンスガスセルは、近赤外における検査に適したさまざまな構成になっています。 標準的構成には、アセチレン、シアン化水素、一酸化炭素、水蒸気およびフッ化水素がございますが、他のいくつかのガスや混合物も利用可能です。 ハウジングは、3cm、5.5cm、16.5cm、48cm、80cmのパス長に対応しています(後者2つは、マルチパスハウジング内の折り返し光学系を利用しています)。 ファイバコネクタは、FCまたはSC、PCまたはAPCです。 内蔵のフォトディテクタ出力もオプションでございます。 これらのセルは、スペクトラムアナライザの校正、波長可変レーザの校正、ファイバブラッグの検査、およびガス検知などに使用されます。
25Torr シアン化水素(H13C14N)、5.5cmパス(equivalent SRM 2519a)
100Torr シアン化水素(H13C14N)、5.5cmパス(equivalent SRM 2519a)
「スタンダード品ガスセル」にお探しのものが見つからない場合は、以下リンク先の製品メニューよりガスの種類、パス長、圧力、コネクタタイプを選択してセルをカスタマイズすることもできます。
ファイバカップリングリファレンスガスセルは、近赤外における検査に適したさまざまな構成になっています。 標準的構成には、アセチレン、シアン化水素、一酸化炭素、水蒸気およびフッ化水素がございますが、他のいくつかのガスや混合物も利用可能です。 ハウジングは、3cm、5.5cm、16.5cm、48cm、80cmのパス長に対応しています(後者2つは、マルチパスハウジング内の折り返し光学系を利用しています)。 ファイバコネクタは、FCまたはSC、PCまたはAPCです。 内蔵のフォトディテクタ出力もオプションでございます。 これらのセルは、スペクトラムアナライザの校正、波長可変レーザの校正、ファイバブラッグの検査、およびガス検知などに使用されます。
中赤外光の波長帯に対応する様々なウィンドウ付きフリースペースガスセルを提供しています。
お問い合わせの際は、チューブの直径、セルのパス長、窓の材質を選択してください。フッ化水素のセルは、銅製セルが使用されていることにご注意ください。
1cm–40cmのパス長にカットされたソーダ石灰ガラスを使用しています。利用可能な直径は5、9、12、および25mmです。
ARコーティングされたB270ガラス、MgF2、またはZnSeからお選びいただけます。
干渉効果を最小限に抑えるために、ウィンドウにはウェッジがあり、わずかにチルトをもってチューブに固定されています。
一般的なリファレンスガスには、アンモニア(NH3)、アセチレン(C2H2)、シアン化水素(HCN)、メタン(CH4)などが含まれます。これらは、混合物および窒素バックフィル(最大圧力740Torr)の濃度で提供できます。原子蒸気を提供することはできません。
以下のアブソープションチューブインフォメーションシートを参照して、独自のカスタムフリースペース吸収ガスセルを設計してください。
現在ご利用可能なガスのリストをご要望な場合はお申し付けください。
また、特別なご要望がございましたら、こちらもお気軽にお問い合わせください。
フッ化水素リファレンスセルには、銅製のハウジングに圧縮密閉されたサファイアウィンドウが使用されています。 セルは2.7cmの光路長で、5mmまたは10mmのクリアアパーチャにできます。詳細については、以下パッケージ図面を参照してください。
5mmクリアアパーチャ、2.7cmパス長 (PDF 64KB)
10mmクリアアパーチャ、2.7cmパス長 (PDF 65KB)
フッ化水素リファレンスセルのご要望に関しましては、お問い合わせください。
周波数ロックレーザー『Clarity』はレーザー発光を分子吸収線に固定(ロック)します。半導体レーザーを駆動させる独自の構成は物理定数に基づく優れた周波数安定性を生み出し、それにより一次周波数標準器となります。Clarityには下記のタイプがございます。
低コストベンチトップレーザー。単一波長もしくは単一周波数において+/-0.1pmの絶対精度と長時間にわたる安定性を持っています。標準波長は1530nmと1550nmですが、他波長をご希望であればお問い合わせ下さい。出力は2mW、シングルモードSC/APCファイバー(パッチコードが利用可能)です。
PFRシリーズの全ての機能を持ちながら、更に『線幅縮小モード』が追加されたタイプです。内部に組込まれたリファレンスガスセルの吸収線を利用することでレーザーダイオードのスペクトル線幅を狭くさせます。出力はSC/APCの偏波保持(PM)ファイバで出力値は以下の2種類がございます。
『ClarityPlus』はCバンド全域に対応したベンチトップ型チューナブルレーザーです。内蔵されているNIST規格(NIST traceable)の分子吸収線のリファレンスセル(H13C14N)によってバンド域内のあらゆる波長において非常に高い精度と安定性を実現します。
基本的な動作は2種類でReference modeとWavelength/ITU Modeとがございます。Reference modeでは50以上の基準線を0.1pm以下の絶対精度でロックでき、Wavelength/ITU modeではCバンド内の任意の波長(ガス吸収線付近による)にセットできます。
*NIST:アメリカ国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology)
*Lバンド対応のモデルについては別途お問合せ下さい
Listed below are reference materials for additional information on Wavelength References and molecular absorption.
NIST: The National Institute for Standards and Technology publishes a wealth of information on frequency standards:
17, 1263-1270 (2000).
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恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。